研究概要 |
本研究では、咀嚼運動経路の全景を定量的に記述する方法と、記述された経路情報の変動をより少数の相互に独立な成分によって再記述する主成分分析法を併用することにより、咀嚼運動経路の変動を解析した。さらに、実験的に咀嚼筋痛を与えた際の咀嚼運動経路の変動を解析した。その結果、咀嚼運動経路の変動は、7つの独立した主成分で、その93%以上が記述されることが明らかとなった。経路の大きさに関与する成分,前頭面および矢状面における開口方向にそれぞれ関与する成分,経路の幅径に関与する成分がすべての被験者で観察され、実験的疼痛を加えた場合でも、これらの成分が抽出された
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