研究概要 |
平成20年度、本研究では、温冷覚の測定に、熱流束方式温冷覚閾値計(インタークロス社製、インタークロス200、現有備品)を、触覚の検査にはSammes-Weinstein Monofilament Tester(現有備品)を用いた触覚閾値測定(SW法)用いて、研究を行った。 アロディニアの確認は患者自覚を中心に行い、毛筆等での動的触覚刺激検査も併用した。 知覚障害発生後2週間および1, 3, 6月後でそれぞれ計測を行った。 しかしながら、アロディニア症状を呈する患者が少なかったため未だ学会発表等は行っていない。 インタークロス社と共同で、口腔内感覚をより正確に評価するための新しい、径の小さい熱流束方式温冷覚閾値計を開発し、今後さらに研究を行ってゆく。特に現在のプローブが15mm角に対して、5mmの径のものを新しく作成、購入し現在、その性能を評価した結果、測定部位による感度の差異が認められた。それぞれ、温冷覚測定にとって有用な検査法であることが確認された。
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