研究概要 |
immunonutrientsを低濃度から高濃度に含有した培地と非含有培地(通常培地よりグルタミン・アルギニンを完全に取り除いた)を用い口腔癌樹立細胞株(HSC-4,SAS,SCC-25)の培養を行い,細胞増殖能の検討を行ってきた.さらにこれらの細胞株に5-FU系薬剤を作用させ,抗腫瘍効果と栄養素濃度との関係についての検討を行った。また、5-FUの代謝酵素のうち副作用の発現と関連するとされる酵素であるOPRT(オロテートホスホリボジルトランスフェラーゼ)、薬物代謝に強い関係のあるDPD(ジヒドロピリミジン脱水素酵素)の発現の有無と上記の実験における結果との関連についても検討を行った。
|