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2007 年度 実績報告書

分子標的治療薬に対するオーダーメイド医療のための基礎研究

研究課題

研究課題/領域番号 19791553
研究機関神奈川歯科大学

研究代表者

小澤 重幸  神奈川歯科大学, 歯学部, 特別研究員 (40434394)

キーワード頭頸部扁平上皮癌 / メチル化 / ゲフィチニブ / BRAK / CXCL14
研究概要

近年癌治療は分子標的治療法の導入により大変革を遂げつつある。我々は分子標的治療薬の一つであるゲフィチニブの効果にケモカインBRAK/CXCL14が関与しており、BRAK/XCL14が発現していない癌細胞においてはゲフィチニブが効果を示さない結果を得た。癌細胞でBRAK/CXC14が消失する原因としてプロモーター領域のメチル化が関与しており、メチル化を簡便に特定するための手法の一つとして、メチル化特異的PCR法が挙げられる。我々の目的は、BRAK/CXCL14のメチル化領域の決定を行うことにより、BRAK/CXCL14に対するメチル化特異的PCR法を確立することである。しかしながら、BRAK/CXCL14のプロモーター領域はいまだ報告がなく、メチル化特異的PCR法を確立するためには、まずその領域を決定することが先決である。そこで19年度において、我々はメチル化をうけるBRAK/CXCL14のプロモーター領域の検索を行った。実験手法としては、BRAK/CXCL14の転写開始点を決定するための5'RACE法とプロモーター活性及び領域決定のためプロモーターアッセイを用いて実験を行った。その結果、BRAK/CXCL14の転写開始点は従来報告されていた部分より下流であることが確認され、さらに我々が見出した新たな転写開始点の上流近辺にプロモーター領域が存在することが明らかとなった。19年度の研究成果としては、BRAK/CXCL14のプロモーター領域を決定できたことである。このことは20年度行う予定であるメチル化特異的PCR法のプライマー設計を行うことに寄与し、円滑に実験を遂行できると推測される。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] ケモカインBRAK/CXCL14を用いた頭頸部扁平上皮癌へのIressa(ZD1839)感受性の検討2007

    • 著者名/発表者名
      小澤重幸
    • 学会等名
      第61回日本口腔科学会学術集会
    • 発表場所
      神戸
    • 年月日
      20070419-20
  • [学会発表] ケモカインBRAK/CXCL14を用いた頭頸部扁平上皮癌へのIressa(ZD1839)感受性の検討2007

    • 著者名/発表者名
      小澤重幸
    • 学会等名
      KEYSTONE SYMPOSIA
    • 発表場所
      Keystone Resort
    • 年月日
      20070113-18

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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