研究概要 |
小児歯科および障害児(者)歯科領域の歯科治療において,治療時間が短縮できることは非常に重要である.中でも成形修復処置は,接着システムや修復材料の硬化反応の影響で, 1回の治療時間を短縮させることが困難であった.近年,開発された高強度光照射器を用いて硬化させたことによる材料の硬化反応や物性への影響は未だ報告が少ない.また,乳歯,幼若永久歯は成熟永久歯よりも材料の物性の影響を受けやすい.このため,本研究は,急速な反応により硬化させた光硬化型成形修復材料の硬化反応への影響およびこれらの材料の物性が修復物や与える影響について検討し,小児歯科,障害児(者)領域の最適な成形修復材料に必要な性質について検討する.
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