本研究は、インターネット上の健康情報に関する信頼性の判断能力の向上を狙った、看護師・看護学生向けの教材開発である。看護学生を対象に信頼性の判断基準を調査した。結果、看護学生は情報の内容への関心が高いものの、ホームページの管理者やスポンサーといった情報の発信者への関心が低かった。また、検索方法も単一的で高度な検索機能の知識も持っていなかった。そこで、知識の弱い箇所を補えるよう工夫した教材案を作成、授業で使用し評価した。最終的に健康情報に関する具体的な判断基準、検索方法、有用な情報源リンク集などの内容で構成される評価方法のリーフレットを開発した。
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