本研究の目的は、国内、国外で心臓移植を受けた、あるいは待機している患者およびその家族の体験を明らかにすることである。本目的を達成するために、以下の2つの方法で調査を行う。 (1)質問紙調査 心臓移植を受けた、あるいは待機している患者・家族が生活を送る中での様子、困難、対処などの実態を把握する。同時に次年度以降の面接調査への協力者のリクルートを行う。 (2)質的調査 心臓移植を受けた、あるいは待機している患者・家族が体験している生活そのものと、生活の中で沸き起こる気持ちや感情を記述し、対処や援助へのニーズを明らかにする。その上で心臓移植医療・看護の現状を見極め今後の課題を見出す。
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