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2008 年度 実績報告書

睡眠時無呼吸症候群患者のCPAP療法継続のためのサポートプログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 19791730
研究機関園田学園女子大学

研究代表者

堀田 佐知子  園田学園女子大学, 健康科学部, 助手 (00347535)

キーワード睡眠時無呼吸症候群 / nCPAP療法 / 看護 / セルフエフィカシー / ソーシャルサポート
研究概要

【方法】nCPAP療法を開始したOSAS患者で研究に同意を得られた80名を対象とし、導入1週間における症状の変化、使用時間、ソーシャルサポート、セルフエフィカシーについての自記式質問紙調査を行った。【対象者の属性】年齢52.1±15.7歳、AHI51.6±18.0回/時間、BMI26.7±3.3kg/m^2、1週間後におけるnCPAP使用状況は5.4±12時間/日、6.4±12日/週であった。【結果】使用前と1週間後では, 1週間後に主観的な症状の度合いとセルフエフィカシー、ソーシャルサポートが有意に上昇していた。また、使用日数と継続プラス要因、継続マイナス要因と生活変容の度合い、nCPAPへの信頼と使用日数、ソーシャルサポートとnCPAPへの信頼に相関がみられた。使用時間と継続マイナス要因、精神的負担感の強さと使用日数に負の相関がみられた。【考察】使用時間の長さには、継続マイナス要因が影響していることが分かった。マイナス要因によって日々の使用時間が短くなり、治療効果が実感できないことが予想される。そのため、マイナス要因の一つ一つについて、個別に関わっていく必要があると思われる。また、生活変容の度合いが強いことと、継続マイナス要因に相関がみられた。これらは継続を障害する大きな要因であると考えられるため、導入1週間以内にマイナス要因について関わっていくことが必要である。本人が感知できていない生活の中でのプラスの要因を引き出していくことやnCPAP療法の効果を伝え、本人が効果を実感できるような働きかけを早期から考えていくことが重要である。nCPAPへの信頼とソーシャルサポートに相関が見られた。また、使用前と1週間後においてソーシャルサポート、セルフエフィカシーが有意に上昇していたことから、nCPAP療法を始めることで変化する家族や職場に対する介入を含めたサポートプログラムを早期に行うことが重要なのではないかと考える。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2008

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] nCPAP使用前と1週間後における患者の実態調査2008

    • 著者名/発表者名
      堀田佐知子、若村智子、佐々木八千代、近田敬子
    • 学会等名
      日本睡眠学会第33回定期学術集会
    • 発表場所
      ビッグパレット福島(福島県)
    • 年月日
      2008-06-25

URL: 

公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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