本研究では、オストメイトに対する患者教育の一貫として、オストメイトと看護師による参加型学習による患者教育の方法を確立することである。これまでの研究では、看護師からの一方向的な指導ではなく、オストメイトと看護師による双方の相互主体的学習が必要であることがわかってきた。この学習は、成人教育を基盤とした新しい患者教育方法であり、オストメイトの自己管理能力を高める学習として効果的であることも明らかになった。さらに、高齢のオストメイトは、看護師のみではなく看護学生と一緒に学習したいという新たな学習ニーズもみられ、アイデンティティ保持に大きく結びついた。
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