本研究では、new long stayといわれる精神科医療施設への入院期間が1~5年の患者を対象として、患者の強みや力量に焦点を当て、それを生かす退院支援看護プログラムの開発を目指している。 (1) 平成19年度は、退院支援の課題とニーズを明らかにすることを目的として、入院期間1~5年の患者を対象に聞き取りを実施する。 (2) 平成20年度は、退院支援の状況について患者の視点から明らかにすることを目的として、(1)の成果を基にしたアンケート調査を実施する。 (3) 平成21年度は、看護専門職の視点からnew long stay患者の退院支援の現状と課題を明らかにすることを目的として聞き取り調査を実施する。 (4) (1)~(3)の研究成果について、患者、看護師双方の視点から退院支援についての検討を重ね、入院期間1~5年の患者を対象とした退院支援看護プログラムを作成し、精錬する。
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