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2008 年度 実績報告書

認知症高齢者のQOLを高めるための被服行動への介入研究

研究課題

研究課題/領域番号 19791750
研究機関岐阜大学

研究代表者

温水 理佳  岐阜大学, 医学部, 助教 (90402164)

キーワード看護学 / 老化 / 痴呆 / 臨床
研究概要

認知症そのものの治療・薬物などが確立しきれていない現状では、その症状の改善や進行を遅らせるために、化粧療法などの非薬物療法が広く行われ効果がみられている。また認知症高齢者へのケアの基本となるのは、その人らしく安心して安全に暮らせる日常生活への援助であるといわれ、そのなかでも被服行動というものは重要な行動であり、被服には多くの役割や効果があることが分かっている。
このような現状のなかで、広義では被服行動のひとつである化粧などへの非薬物療法で効果がみられることなどからも、生活の基本となる被服行動を援助することは認知症高齢者が心できる生活づくりにおいて重であるとえたしかし了研究が見当たらなかったため、まずは認知症となる前と後では被服行動に変化があるのかどうか、どのような違いであるのかを明らかにするため研究を行った。
研究対象者は認知症高齢者(20歳以上の家族が回答)と一般高齢者(認知症でない60歳以上)で、調査票を用いて調査を行った。結果から一般高齢者では、若い時からの被服行動を現在もほぼ変わらず続けていることが分かり、加齢に伴う被服行動の変化はほとんどないと考えた。認知症高齢者では、衣服め選択や、着替える・脱ぐなどの行動で、認知症となる前と比べると自分では行うことができないという変化がみられた。しかし、変化が見られない項目もあり、認知症山だからとすべてに援助が必要ということではなく、維持し続けられる行動への介入を検討することが必要であると考えた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2008

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 在宅高齢者の被服行動の現状2008

    • 著者名/発表者名
      温水理佳
    • 学会等名
      日本老年看護学会
    • 発表場所
      石川県立音楽堂
    • 年月日
      2008-11-08

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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