本研究は、在宅療養者で医療処置を必要とする患者へ看護を提供している訪問看護師の看護技術に焦点をあて、医療処置に対応できる訪問看護師に必要な教育・研修内容、研修方法を明らかにすること、さらに、地域での訪問看護ステーションのネットワークを活用した医療処置に対応できる訪問看護師に必要な教育・研修内容、研修方法を明らかにすることを目的とした。 研究実施は、平成21年4月~平成21年10月にプレ調査の集計・分析を行い、平成21年11月~平成21年12月には調査表の修正・作成を行った。平成22年1月~平成22年2月から調査表の郵送準備、訪問看護師へのアンケート調査、訪問看護ステーションの管理者へのアンケート調査を実施した。平成22年3月からは、調査表の集計・分析を行っている。この調査によって、訪問看護師の看護技術の現状と研修ニード、訪問看護ステーションの管理者へは、教育・研修制度、研修への参加の状況、経営状態等を把握・分析することで、訪問看護ステーションの各施設における医療処置を提供する訪問看護師の看護技術に関する教育・研修方法を明らかにでき、さらに、地域での訪問看護ステーションのネットワークを活用した医療処置に対応できる訪問看護師に必要な教育・研修内容、研修方法を明らかにするための基礎研究となる。
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