神経活動依存的なドーパミン作動性シナプスの発達・維持・可塑性

2008 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 19800012
• 研究種目: 若手研究(スタートアップ)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 神経化学・神経薬理学
• 研究機関: 東京工業大学
• 研究代表者: 徳岡 宏文 東京工業大学, 大学院・生命理工学研究科, 助教 (10452020)
• 研究期間 (年度): 2007 – 2008
• キーワード: 神経科学 / 神経細胞 / ドーパミン / シナプス / チロシン水酸化酵素

研究概要

ドーパミンは脳の諸機能の調節を行い、またパーキンソン病などの神経精神疾患にも関係するが、ドーパミン神経細胞の働く仕組みはまだ良く分かっていない.この点について解析を進めるため、本研究では、GFP遺伝子改変マウスからの培養により、ドーパミン神経細胞を生きたまま観察する系を確立した.そして蛍光色素を用い、ドーパミン神経細胞のシナプスの活動を可視化することに成功した.

研究成果

• [雑誌論文] Activity-dependent coordination of presynaptic release probability and postsynaptic GluR2 abundance at single synapses (2008)
  • 著者名/発表者名: Tokuoka H and Goda Y
  • 雑誌名: Proc Natl Acad Sci USA 105 ページ: 14656-14661
  • 査読あり
• [学会発表] プロテアソーム障害によるリン酸化チロシン水酸化酵素の不溶性凝集体の形成 (2008)
  • 著者名/発表者名: 川畑伊知郎、柳下三郎、長谷川一子、パルベハサン、徳岡宏文、永津郁子、永津俊治、一瀬宏
  • 学会等名: 第31回日本神経科学会
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 20080709-11
• [学会発表] Developmental alterations of LRRK2 in the mouse brain' (2008)
  • 著者名/発表者名: H. Ichinose, I. Kawahata, W. Sato, K. Mizuno, Y. Kurabayashi, H. Tokuoka, I. Toyoshima, S. Yagishita, K. Hasegawa
  • 学会等名: 12^<th> International Congress of Parkinson's Disease and Movement Disorders
  • 発表場所: Chicago, IL
  • 年月日: 20080622-26
• [学会発表] チロシン水酸化酵素のタンパク量と活性の代償的制御 (2008)
  • 著者名/発表者名: 徳岡宏文, 他
  • 学会等名: 第12回活性アミンワークショップ
  • 発表場所: 昭和大学
  • 年月日: 2008-08-29
• [学会発表] Presynaptic release probability and GluR2 abundance at individual synapses in cultured hippocampal neurons' (2007)
  • 著者名/発表者名: Tokuoka H, Goda Y.
  • 学会等名: 第30回日本神経科学会
  • 発表場所: 横浜
  • 年月日: 20070910-12