チンダル現象を利用した光線追跡による物体形状計測

2008 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 19800018
• 研究種目: 若手研究(スタートアップ)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 知覚情報処理・知能ロボティクス
• 研究機関: 京都大学
• 研究代表者: 舩冨 卓哉 京都大学, 学術情報メディアセンター, 助教 (20452310)
• 研究期間 (年度): 2007 – 2008
• キーワード: コンピュータビジョン / バーチャルリアリティ / 計測工学 / チンダル現象 / 形状計測

研究概要

どのような表面特性を持つ物体に対しても, その三次元形状を精度良く計測できる手法の研究を行った. 本研究では照射した光が光源から物体表面に到達するまでの様子を観測できるようになるチンダル現象を利用し, 複数台のカメラによってこの現象を観測することで, 形状計測を行う手法を提案した. 提案手法を用いれば, これまでは計測が困難であった黒色物体や金属物体を含め, さまざまな物体に対して平均で1mm程度の誤差で形状を計測できることを実験により示した.

研究成果

• [雑誌論文] 映像からの運動モデル獲得によるボールの未観測運動推定 (2008)
  • 著者名/発表者名: 岡田尚基, 籔内智浩, 舩冨卓哉, 角所考, 美濃導彦
  • 雑誌名: 電子情報通信学会論文誌 Vol.J91-D No.12 ページ: 2950-2960
  • 査読あり
• [雑誌論文] Three dimensional shape modeling of human body in various postures by light stripe triangulation (2008)
  • 著者名/発表者名: 舩冨卓哉
  • 雑誌名: 会誌「情報処理」 Vol. 49 No. 6 ページ: 667
• [学会発表] チンダル現象を利用した物体表面の三次元位置及び法線推定 (2009)
  • 著者名/発表者名: 小山亮, テムニランラットピッチャヤガン, 舩冨卓哉, 飯山将晃, 角所考, 美濃導彦
  • 学会等名: 2009年電子情報通信学会総合大会
  • 発表場所: 愛媛大学
  • 年月日: 2009-03-19
• [学会発表] バーチャルスタジオにおける現実物体を介した仮想液体操作 (2009)
  • 著者名/発表者名: 関亜也加, 早瀬直之, 籔内智浩, 飯山将晃, 舩冨卓哉, 角所考, 美濃導彦
  • 学会等名: 2009年電子情報通信学会総合大会
  • 発表場所: 愛媛大学
  • 年月日: 2009-03-17
• [学会発表] 映像からのモデル獲得による球状物体の未観測運動推定 (2008)
  • 著者名/発表者名: 岡田尚基, 籔内智浩, 舩冨卓哉, 角所考, 美濃導彦
  • 学会等名: 電子情報通信学会MVE研究会
  • 発表場所: 北九州学術研究都市産学連携センター
  • 年月日: 2008-03-22