研究概要 |
この研究の一つとして、ドキュメント作成のために複数のインターフェース間で共同,協力できる学生の能力を調査した。プロジェクトの実験計画は、共同的テクノロジーを使用するドキュメント作成に関連した工程的タスクやテキスト中心の作成タスクを処理する読み手の能力を査した。このプロジェクトは、複数の情報環境に焦点を当て、さらにテクニカルライティングの練習を中心として、書き手が専門的、レトリック(修辞学)的技術を用いてどのように専門性を創出するかにも焦点を当てた。学生はムードル、視的情報処理のためのIHMCソフトウエア、言語習得ツール、そしてGoogle editorsのようなオープンソーステクノロジーを使用した。結果として、学生は複数のインターフェース間で効果的に活動を協力し合い、特定の目的をかなり理解できることがわかった。しかしながら、ドキュメント作成や、様々な要素を持っ視的情報処理の内容や複雑さを理解するには、もっと時間が必要であることもわかった。情報処理の複数レベルや心的活動が求められる複雑な工程や状況を教えるために、共同的テクノロジーが使われるということを強調する上でもこの研究はとても重要である。さらに、日本の大学生には、体系的教授や結果から得られる意見と共に、複雑な情報に関連するドキュメントを処理し作成する反復練習にもっと時間をかける必要があることがわかった。
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