研究課題
若手研究(スタートアップ)
18世紀末から19世紀初頭における新たな異国船問題が、日本の境界領域にどのような影響を与え、いかなる状況にあったのか、この点を幕府対外政策との絡みで政治史の立場から検証し、導き出された成果を踏まえて、近世日本の国家的枠組の変化を捉え直した。その結果、文化期のロシア問題が、時間差はあるものの各立場の異国船認識あるいは戦略に変化をもたらしたことが明らかとなり、全国的に均質な境界認識と積極的な国家防衛観がこの時期に形成されつつあったことを解明した。
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大阪大学総合学術博物館叢書3城下町大坂
ページ: 78-80
長崎県立大学国際情報学部研究紀要 第9号
ページ: 103-113
ページ: 7-24