• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2008 年度 実績報告書

英国初期刊本(1473-1600)の本邦所在調査

研究課題

研究課題/領域番号 19820023
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

徳永 聡子  慶應義塾大学, 文学部, 助教 (60453536)

キーワード英文学 / 英国初期刊本 / 書誌学 / 蔵書目録 / 図書館
研究概要

本研究の目的は、日本国内の大学・研究機関図書館が所蔵する英国初期印刷本の所在調査と目録制作を行うことで、国内における英文学関係の一次資料研究のための環境整備を行うことである。調査対象は、1470年代前半から16世紀末までの間に英国あるいは英語で出版された印刷本である。
本研究は平成19年度より開始しており、平成20年度は研究2年目の年であった。このため研究の主な内容は、昨年度の調査の続きである。具体的には、昨年度に用意した英国初期刊本を所蔵する国内図書館の簡易リストをさらに充実させた上で、所蔵図書館に実際に赴き、書物の著者名、書名、出版情報・製本・書き込み・来歴の有無といった点について、書物ごとにまとめた。平成20年度に調査を行ったのは次の大学図書館である(カッコ内の数字は各館で調査した書物数である)。日本福祉大学附属図書館(1)、広島経済大学図書館(6)、成城大学図書館(4)、明治大学図書館、筑波大学附属図書館(5)、上越教育大学附属図書館(1)、東北学院大学図書館(6)、九州大学附属図書館(2)、東京大学附属図書館(28)。
こうした一連の調査から、日本国内の大学・研究機関図書館におよそ200点もの英国初期刊本が所在することが初めて明らかとなった。
またこうした調査を進める一方で、慶應義塾図書館の所蔵本を用いた貴重書展示会を開催し、その解題目録を紀要に掲載したり、同館が所蔵する英国初期印刷本の目録一覧を論文としてまとめるという形で最終年度の成果の公表に努めた。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 日吉メディアセンター所蔵の西洋初期刊本-HRP 2008貴重書展解題再録-2009

    • 著者名/発表者名
      徳永 聡子
    • 雑誌名

      慶應義塾大学日吉紀要 英語英米文学 54

      ページ: 59-80

  • [雑誌論文] Early English Books (c. 1473-1600)in the Keio University Library2008

    • 著者名/発表者名
      徳永 聡子
    • 雑誌名

      藝文研究 95

      ページ: 8-17

  • [学会発表] Walter Hylton in Early Print Culture2008

    • 著者名/発表者名
      徳永 聡子
    • 学会等名
      The 3rd International Conference for the International Anchoritic Society
    • 発表場所
      広島修道大学
    • 年月日
      2008-09-16

URL: 

公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi