本研究は、日本で実施検討中の木質バイオマス発電事業を対象にして、次の2点について検討した。1つ目は、その事業を経済面(地域・産業の振興(採算性))、環境面(環境影響)、社会面(雇用創造)の3側面からより良い成果が期待できる事業プロセスモデルを明らかにした。2つ目は、事業対象地域において想定される自治体、私営や公営の事業者、住民・NPOの3主体が、上記の事業プロセスをシミュレーションすることにより最適なプロセスを決定でき、また、事業実施後の業績評価にも耐えうる環境会計情報システムモデルを提示した。
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