研究課題
若手研究(スタートアップ)
本研究は、戦間期における都市化と若年労働市場の成立がもたらした、青少年に対する新たな認識枠組みの登場を明らかにしたものである。具体的には、1930年代半ば以降に成立・展開した商店法をはじめとする諸々の社会政策が、近代的な工場労働へと包摂されていく青少年のみならず、在来商工業労働に従事する青少年をその施策下に取り込み、彼ら彼女らを保護の名の下に、「都市勤労青少年」というカテゴリーに編成していく過程を明らかにしている。
すべて 2008
すべて 雑誌論文 (1件)
日本教育史研究 27号
ページ: 103-109