• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2008 年度 研究成果報告書

日本の銀行業の近代化-リスク・マネジメントの展開過程-

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 19830017
研究種目

若手研究(スタートアップ)

配分区分補助金
研究分野 経済史
研究機関横浜国立大学

研究代表者

邉 英治  横浜国立大学, 大学院・国際社会科学研究科, 准教授 (50432068)

研究期間 (年度) 2007 – 2008
キーワード金融史 / 経済史 / 近代史 / 大蔵省銀行検査
研究概要

本研究では、日本の銀行業の近代化について、従来着目されることのなかったリスク・マネジメントの展開過程という観点から検討を行った。検討の結果、日本の銀行業の近代化は、明治維新期の大蔵省銀行検査を槓杆にして、増資金の裏付け、西洋式簿記の導入、銀行役員の高額報酬の削減、検査対応といったprimitive なレベルから進展し始め、貸出分散や増益方法の模索等へと発展し、大正期にはポートフォリオ・マネジメントや支店監督体制等が定着し始めるという形で進んだことが、国立銀行(第十五等)や普通銀行(第八十五等)の一次史料ベースで、具体的に明らかとなった。

  • 研究成果

    (7件)

すべて 2009 2008 2007 その他

すべて 雑誌論文 (3件) 学会発表 (3件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 草創期における第十五国立銀行と大蔵省銀行検査-1877~82年-2009

    • 著者名/発表者名
      邉英治
    • 雑誌名

      地方金融史研究 40

  • [雑誌論文] 西南戦争後における銀行経営問題と大蔵省銀行検査-1878~85年、第二十六国立銀行を中心に-2008

    • 著者名/発表者名
      邉英治
    • 雑誌名

      エコノミア 59(1)

      ページ: 59-84

  • [雑誌論文] 明治維新期における大蔵省銀行検査-日本の銀行業の近代化-2007

    • 著者名/発表者名
      邉英治
    • 雑誌名

      エコノミア 58(2)

      ページ: 1-24

  • [学会発表] 「プルーデンス監督の形成-大蔵省銀行検査を中心に-」(金融史パネル「危機と革新の金融史-1920年代、30年代の日本-」2009

    • 著者名/発表者名
      邉英治
    • 学会等名
      日本金融学会2009年度春季大会
    • 発表場所
      東京大学
    • 年月日
      2009-05-16
  • [学会発表] 草創期における国立銀行と大蔵検査-第十五・二十六・三十二国立銀行を題材に-2008

    • 著者名/発表者名
      邉英治
    • 学会等名
      地方金融史研究会
    • 発表場所
      地方銀行会館
    • 年月日
      2008-11-28
  • [学会発表] 日本の銀行業の近代化政策-草創期国立銀行への大蔵検査を中心に-2008

    • 著者名/発表者名
      邉英治
    • 学会等名
      現代金融研究会
    • 発表場所
      麗澤大学東京研究センター
    • 年月日
      2008-07-26
  • [備考] 邉英治、「大蔵官僚の天下りと銀行業の近代化」、『PS JOURNAL』(日本図書センター)第13号、2008年

URL: 

公開日: 2010-06-10   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi