研究課題
若手研究(スタートアップ)
本研究は、戦前・戦時期日本における大規模貯蓄銀行の経営活動を一次史料に基づいて包括的に考察したものである。貯蓄銀行と中小商工業金融との関係について、不動貯金銀行が金融恐慌から昭和恐慌期にかけて積極的に中小商工業金融に関与したことが明らかになった。不動貯金銀行の行員管理について、他行と比べた同行行員の付加価値労働生産性や外勤員の学歴と給与の関係について興味深い事実が明らかになった。また戦前期の不動貯金銀行、大阪貯蓄銀行、安田貯蓄銀行の有価証券投資の比較検討を行った。
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地方金融史研究 第40号
ページ: 17-41