• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2007 年度 実績報告書

中心視と周辺視の見えの質的差異に関する脳内情報処理機構の検討

研究課題

研究課題/領域番号 19830080
研究機関東京大学

研究代表者

葭田 貴子  東京大学, 大学院・工学系研究科, 特任研究員 (80454148)

キーワード周辺視 / 視覚探索 / 作動記憶 / 眼球運動 / 能動触 / 自然画像知覚 / 中心視 / 視野
研究概要

中心視と周辺視の見えの質的差異に関する脳内情報処理機構を検討する目的で,初年度である本年度は11月から3月という非常に短い期間ではあったが,将来的に実施を予定している心理実験及びfMRI実験に向けて機材の購入,および暗室内へのセッティングを行った.具体的には,現在生産中止され入手困難な大型のCRTディスプレイを複数台確保し,眼球運動測定装置や両眼立体視装置等にセットした上でその発光特性等の基礎データを得た.また,処理速度の速いPCを購入し,これを眼球運動測定装置と接続することで,現時点で発売されている最高速PCの性能であれば,リアルタイムで被験者の視線方向に応じてフルカラーの自然画像にガウスぼかしを掛けながら刺激提示画面の描画を続けることが可能であることを確認した(Image Variant Imaging).また,近年自然画像知覚実験において海外では標準的な刺激画像として研究に用いられているCorel Stock Photo Libraryを輸入し,これに含まれる画像の物理特性等のデータを得た.これらの装置や刺激を使った実験は次年度以降に引き継がれ,将来的に脳機能イメージング研究に必要な条件設定等の決定に用いられる予定である.
なお,これらの研究の背後にある注意や視空間的作動記憶,周辺視における視野の見え等に関連した話題をまとめ,「新編感覚・知覚心理学ハンドブックPart2」の一部として刊行した.

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 高齢者の視認性と視覚的注意2007

    • 著者名/発表者名
      和氣典二、葭田貴子、和氣洋美
    • 雑誌名

      視覚の科学 28

      ページ: 146-156

  • [図書] 新編感覚・知覚心理学ハンドブックPart22007

    • 著者名/発表者名
      大山正他
    • 総ページ数
      615
    • 出版者
      誠信書房

URL: 

公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi