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2007 年度 実績報告書

新しい地球磁場強度変動像の確立へ向けて-アイスランド溶岩からの古地磁気強度測定

研究課題

研究課題/領域番号 19840034
研究機関高知大学

研究代表者

山本 裕二  高知大学, 海洋コア総合研究センター, 助教 (00452699)

キーワード古地磁気強度 / 岩石磁気 / アイスランド
研究概要

1.直流電源系の導入、真空加熱配管系の設計および製作、そして低温消磁のための専用システムの設計および製作など、低温消磁2回加熱ショー法による絶対古地磁気強度測定に必要な機器環境の構築を完了した。アイスランド溶岩からの実際の測定を目指してテスト試料による測定も開始したが、試料加熱時間などの実験条件の最適化までには至らなかったため、平成20年度もテスト試料による最適実験条件の洗い出しを継続する。
2.Sudurdalur地域から採取された全ての溶岩(約100枚)およびLundarhal地域から採取された溶岩の1/4程度(約40枚)からそれぞれ代表的な試料を1個ずつ選定し、常温ヒステリシス測定および高温誘導磁化測定を行った。その結果、一部に低温酸化を受けていると判断される試料があることが判明したものの、全体的には適度な高温酸化を受けた試料が多く、低温消磁2回加熱ショー法の適用に向いていると思われる試料が多いことが明らかになった。全ての溶岩についての測定は完了しなかったため、平成20年度も、Lundarhal地域の残りの溶岩および他地域の溶岩について、岩石磁気測定を継続する。
3.本年度の後半から、低温消磁2回加熱ショー法による予察的な絶対古地磁気強度測定を開始する計画であったが、絶対古地磁気強度測定のための環境整備に時間がかかりテスト試料による最適実験条件の洗い出しが完了しなかったため(上記1)、アイスランド溶岩試料を用いた予察的な測定は開始することができなかった。平成20年度は、予察的な測定を開始できる見込みである。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2008 2007

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] Study of the ancient geomagnetic field intensity variation2008

    • 著者名/発表者名
      YAMAMOTO, Yuhji
    • 学会等名
      Kochi University-KIGAM international symposium
    • 発表場所
      高知コアセンター,高知県
    • 年月日
      2008-02-21
  • [学会発表] Introduction of the LTD-DHT Shaw method and its application to histo rical and older volcanic rocks(招待講演)2007

    • 著者名/発表者名
      YAMAMOTO, Yuhji
    • 学会等名
      American Geophysical Union Fall Meeting
    • 発表場所
      Moscone Convention Center,San Francisco
    • 年月日
      2007-12-14
  • [学会発表] 古地球磁場変動の研究2007

    • 著者名/発表者名
      山本 裕二
    • 学会等名
      高知コアセンター合同セミナー
    • 発表場所
      高知コアセンター,高知県
    • 年月日
      2007-07-31

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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