研究課題
若手研究(スタートアップ)
海洋におけるハフニウム同位体比の報告は溶存態ハフニウム濃度が1pmol/kg以下と極端に低いことから困難とされ、マンガン団塊やマンガンクラストのような高濃度にハフニウムを濃縮した海水の代替指標に限られていた。本研究ではマンガン酸化物を吸着剤とした海水の高効率濃縮技術と化学分離法の確立を試みた。これらを組み合わせることによって高精度のハフニウム同位体比分析法を確立した。この方法によって、先に報告のあったZimmermanらのグループの分析値に対して10倍の精度(0.001%)での測定が可能となった。
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Geochimica et Cosmo Chimica Acta 72, 12
ページ: A939