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2008 年度 実績報告書

小規模生活単位型高齢者施設における空間構成と入居者の生活様態に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 19860072
研究機関立命館大学

研究代表者

山田 あすか  立命館大学, 理工学部, 講師 (80434710)

キーワード高齢者 / 特別養護老人ホーム / 小規模多機能型居宅介護 / 宅老所 / 空間構成 / 認知症 / 滞在様態
研究概要

この研究の究極的な目標は,環境と人間との関わりに着目して,高齢者のためのよりよい生活環境を考究することにある.
このうち,本研究課題では,認知症高齢者グループホーム(以下:GH)と小規模生活単位型特別養護老人ホーム(以下;ユニット型特養),小規模多機能型居宅介護事業所をフィールドとして,これらの施設での空間構成,入居者の生活様態,入居者の属性との対応関係を明らかにし,こうした生活施設の空間構成について具体的な指針を示すことを目的とする.
この種の施設は近年急激に増加しており,その空間構成も非常に多様である.しかし,空間構成と入居者の生活様態との関係は,未だ明らかにされていない.多様な空間構成と入居者の生活の対応関係の解明は,この種の施設の計画に一定の指針を与えよう.またこの研究課題は,これまで非体系的に増加してきたこれら施設のあり方を検証する研究としての位置づけも持つ.また,こうした施設は何らかの支援を必要とする高齢者にとっての「住まい」であり,本研究の成果は,広く高齢者の居住空間の質の向上に寄与するものである.
本研究期間において,ユニット型特養における入居者の生活様態(滞在場所,交流の相手,滞在場所の移動)と施設の空間構成の関係,宅老所・小規模多機能居宅介護事業所における利用者の滞在場所,ADL・認知症の程度,事業所の空間構成の関係について分析し,査読論文としてとりまとめ,発表した.また,グループホームの空間構成と入居者の滞在様態,その反復性に着目した調査・分析を継続して行っており,査読論文集への投稿を予定している.

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2009 2008 その他

すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 4件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 民家改修型認知症高齢者グループホームにおける空間構成と入居者の滞在場所に関する研究2009

    • 著者名/発表者名
      山田あすか
    • 雑誌名

      日本建築学会計画系論文集 638号

      ページ: 781-790

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 小規模生活単位型特別養護老人ホームにおける空間構成と入居者の生活様態の関係2008

    • 著者名/発表者名
      山田あすか, 濱洋子, 上野淳
    • 雑誌名

      日本建築学会計画系論文集 629号

      ページ: 1477-1484

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 通所を基本とする小規模高齢者介護施設の現状, 利用者の滞在様態と空間構成に関する研究2008

    • 著者名/発表者名
      井村理恵, 山田あすか, 他
    • 雑誌名

      日本建築学会計画系論文集 632号

      ページ: 2091-2098

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 小規模高齢者介護施設の運営様態とニーズの地域差に関する研究2008

    • 著者名/発表者名
      山田あすか, 佐藤栄治
    • 雑誌名

      日本建築学会計画系論文集 633号

      ページ: 2355-2363

    • 査読あり
  • [備考]

    • URL

      http://blog.goo.ne.jp/yamadaasukalab/

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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