転位と粒界の相互作用とマクロ特性に関する原子・転位論的研究

2008 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 19860088
• 研究種目: 若手研究(スタートアップ)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 機械材料・材料力学
• 研究機関: 独立行政法人日本原子力研究開発機構
• 研究代表者: 都留 智仁 独立行政法人日本原子力研究開発機構, 原子力基礎工学研究部門, 研究員 (80455295)
• 研究期間 (年度): 2007 – 2008
• キーワード: 転位 / 粒界 / 状態遷移解析 / 離散転位力学法 / マルチスケールモデル

研究概要

低Σ値の粒界に対する第一原理計算により, 内殻が閉殻な金属に比べて方向性の強い結合を持つものの方が安定な粒界を形成することを示した.転位とΣ3粒界の相互作用の状態遷移解析により, エネルギー障壁を定量的に示しDSC転位と粒界に垂直なステップ転位に分解して低エネルギー障壁で粒界すべりを引き起こすことがわかった. また, 離散転位法と境界要素法のマルチスケールモデルを構築しメゾスケールの変形特性の評価を行った.

研究成果

• [雑誌論文] (2009)
  • 著者名/発表者名: T. Tsuru, Y. Shibutani and Y. Kaji
  • 雑誌名: Physical Review B 79 ページ: 012104
• [雑誌論文] (2008)
  • 著者名/発表者名: T. Tsuru and Y. Shibutani
  • 雑誌名: J. Comput. Sci. Tech. 2 ページ: 559-567
• [雑誌論文] (2008)
  • 著者名/発表者名: T. Tsuru and Y. Shibutani
  • 雑誌名: J. Comput. Sci. Tech. 2 ページ: 459-467
• [雑誌論文] (2008)
  • 著者名/発表者名: 都留智仁・渋谷陽二
  • 雑誌名: 日本機械学会論文集(A編) 74 ページ: 933-938
• [雑誌論文] (2007)
  • 著者名/発表者名: 都留智仁・渋谷陽二
  • 雑誌名: 日本機械学会論文集(A編) 73 ページ: 877-882
• [雑誌論文] (2007)
  • 著者名/発表者名: 都留智仁・渋谷陽二
  • 雑誌名: 日本機械学会論文集(A編) 73
• [学会発表] (2009)
  • 著者名/発表者名: 都留智仁・鈴木知史・加治芳行
  • 学会等名: 日本金属学会2009年春期(第144回)大会
  • 年月日: 20090300
• [学会発表] (2008)
  • 著者名/発表者名: T. Tsuru, C. Suzuki, M. Yamaguchi and Y. Kaji
  • 学会等名: 4th International Conference on Multiscale Materials Modeling
  • 発表場所: Florida, USA
  • 年月日: 20081027-31
• [学会発表] インデンテーションの力学と計算材料科学 (2008)
  • 著者名/発表者名: 都留智仁・鈴木知史・加治芳行
  • 学会等名: 第229回材料力学談話会, 材談07-15
  • 発表場所: 大阪科学技術センター
  • 年月日: 2008-02-04
• [学会発表] (2007)
  • 著者名/発表者名: T. Tsuru, Y. Shibutani and Y. Kaji
  • 学会等名: The 3rd Asian-Pacific Congress on Computational Mechanics (APCOM'07) in conjunction with EPMESC XI
  • 発表場所: Kyoto, Japan
  • 年月日: 20071203-06
• [学会発表] (2007)
  • 著者名/発表者名: 都留智仁・渋谷陽二
  • 学会等名: 日本機械学会2007年度年次大会
  • 年月日: 20070900