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2007 年度 実績報告書

アフリカツメガエル卵の表層と内層の違いについての研究

研究課題

研究課題/領域番号 19870007
研究機関東京大学

研究代表者

高橋 秀治  東京大学, 大学院・総合文化研究科, 特任准教授 (90447318)

キーワード発生生物学 / 表層 / 内層 / アフリカツメガエル / 内胚葉
研究概要

表層と内層を特殊な溶液を用いて分離し、発現している遺伝子を抽出し、DNAアレイを用いて初期胞胚において遺伝子発現の表層と内層の発現レベルの異なる遺伝子を検出した。この結果、380個の遺伝子が表層に多く発現していることが示唆された。これらの遺伝子のうち、外層と内層間で差が大きかった100個の遺伝子をホールマウントin situハイブリダイゼーション法を用いて解析した。この結果、外層特異的に発現し内層には全く発現がみられない遺伝子を30個特定した。これらの遺伝子の中には全く機能が知られていない遺伝子が多く含まれており、また転写制御に関わる転写因子をコードしている遺伝子が多く含まれていた。これらの遺伝子の機能を解析することにより、Xnr2の表層での発現にかかわる遺伝子の候補を選び出す事が出来ると考えている。
また、内胚葉の表層特異的発現をしめすXnr2の発現調節領域を含むプロモーターをクローニングした。さらに他のノーダル関連遺伝子の間で発現制御に関わっていることが知られている第一イントロンをクローニングした。これをEGFPと連結してトランスジェニック用のベクターを作製した。これを用いて表層特異的EGFPトランスジェニックガエルを作製し、内在的な発現と同様の発現を示すことを確認している。このトランスジェニックガエルは上記の実験を異なる方法でサポートし外層特異的発現のためのエンハンサーを確認し、そのメカニズムを明らかにするために重要である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Xenopus Lefty requires proprotein cleavage but not N-linked glycosylation to inhibit nodal signaling.2007

    • 著者名/発表者名
      Westmoreland JJ, Takahashi S, Wright C
    • 雑誌名

      Developmental Dynamics 236

      ページ: 2050-2061

    • 査読あり
  • [学会発表] Xenopus初期胚における表層と内層の差異についての解析2007

    • 著者名/発表者名
      高橋 秀治
    • 学会等名
      第一回ツメガエル研究集会
    • 発表場所
      札幌
    • 年月日
      20070807-09

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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