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2008 年度 実績報告書

DNA複製チェックポイント応答の視覚化によるリアルタイム検出系の構築

研究課題

研究課題/領域番号 19870029
研究機関国立遺伝学研究所

研究代表者

古谷 寛治  国立遺伝学研究所, 系統生物研究センター, 助教 (90455204)

キーワードバイオイメージング / 細胞内情報伝達 / 細胞周期 / 環境応答
研究概要

DNA複製チェックポイント機構はDNA複製時のストレス応答の司令官的役割を果たす。DNA複製時に頻繁に起こる損傷を感知して次のステップへの進行を止めたり再開させたりするメカニズムである。このDNA複製チェックポイント機構は蛋白質のリン酸化のカスケードによって活性化され、中でも重要な因子は分裂酵母で見いだされたRad9-Cut5(ヒト;hRad9-TOPBP1)複合体である。Rad9-Cut5複合体が形成されるとチェックポイント機構が活性化する。本研究においてはDNA複製チェックポイントの活性化が細胞内の何処で発生し、時間経過とともに伝わっていく様子を明らかにする。私がこれまでに解析を進めてきたRad9-Cut5複合体を材料にチェックポイントが活性化しRad9がリン酸化を受けると特異的な蛍光を発する一分子FRET法を応用したモジュール作成をこころみた。本年度は昨年度作製したモジュールを発現させた。現在解析中であり、将来的にスクリーニング等のツールや定量解析のツールとして利用できるのでは,と考えている。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Isolation of heterothallic haploid and auxotrophic mutants of Schizosacc haromyces japonicus2009

    • 著者名/発表者名
      Furuya K.
    • 雑誌名

      Yeast 26

      ページ: 221-233

    • 査読あり
  • [学会発表] DNAチェックポイント機構のDNA複製時のゲノム安定維持に置ける役割2008

    • 著者名/発表者名
      古谷寛治
    • 学会等名
      第31回日本分子生物学会年会
    • 発表場所
      神戸ポートアイランド
    • 年月日
      2008-12-12

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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