研究課題
若手研究(スタートアップ)
本研究では致死的な人獣共通感染症である狂犬病の予防・治療へ応用可能な基礎的知見を得ることを目的として、主にマウスを使った動物実験を行った。脳内または脳脊髄液中へ抗原となる物質を投与する免疫方法によって、脳内に感染した狂犬病ウイルスの増殖を阻止する効果が誘導され、高率に狂犬病発症を阻止できることが判明した。その機構として、脳内に抗体産生細胞が誘導され、脳脊髄組織中に多量のウイルス中和抗体が供給されることが示唆され、本免疫方法による狂犬病の予防、さらには治療への応用が期待される成果を得た。
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Jpn J Vet Res 56(4)
ページ: 181-188
J Vet Med Sci (in press)