研究課題
若手研究(スタートアップ)
昆虫の発生プログラム制御機構の中でも、発生のタイミング決定機構については未知の部分が多い。これまでに鱗翅目昆虫では体のサイズにより変態のタイミングが決定されることが報告されている。しかし、ショウジョウバエでは体のサイズにより変態のタイミングが決定されるのではなく、神経ペプチドであるPTTHの分泌によりエクジステロイドが生合成され変態のタイミングが決定されることを明らかにした。さらに、脱皮ホルモンの20Eそのものが変態のタイミングを決定するのではなく、前駆体であるecdysoneが決定因子であること、さらに、発生タイミングの決定に伴って体サイズが決定されることを明らかにした。
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Developmental Cell 13
ページ: 857-871