トコトリエノールとトコフェロールによる肝臓LDL受容体の発現調節作用の解明

2008 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 19880027
• 研究種目: 若手研究(スタートアップ)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 食品科学
• 研究機関: 岡山県立大学
• 研究代表者: 川上 祐生 岡山県立大学, 保健福祉学部, 助教 (30453202)
• 研究期間 (年度): 2007 – 2008
• キーワード: トコトリエノール / トコフェロール / LDL受容体 / 発現調節

研究概要

動脈硬化の発症と進展には、血液中のコレステロール量が密接に関わっている。血液中の主要なコレステロール運搬体であるLDLの高値は、動脈硬化の危険因子の1つとして注目されている。本研究では、トコフェロールとトコトリエノールの2種類のビタミンEのうち、イネやパームなどの特定の植物に含まれているトコトリエノールが、血中のLDL量を制御できる肝臓のLDL受容体の量を上昇させることを見出した。

研究成果

• [雑誌論文] Anti-angiogenic and anti-cancer potential of unsaturated vitamin E, tocotrienol (2009)
  • 著者名/発表者名: T. Miyazawa, A. Shibata, P. Sookwong, Y. Kawakami, T. Eitsuka, A. Asai, S. Oikawa, and K. Nakagawa
  • 雑誌名: Journal of Nutritional Biochemistry 20(2) ページ: 79-86
  • 査読あり
• [学会発表] グァバ葉抽出物による白血球型12-リポキシゲナーゼの阻害 (2008)
  • 著者名/発表者名: 細川朋子、吉岡晶子、川上祐生、吉田英生、羽田尚彦、高橋吉孝
  • 学会等名: 第31回日本分子生物学会年会、第81回日本生化学会大会合同大会
  • 発表場所: 神戸
  • 年月日: 2008-12-12
• [学会発表] トコトリエノール投与による肝臓脂質代謝関連遺伝子の発現変化 (2007)
  • 著者名/発表者名: 高島理恵、白川仁、大崎雄介、佐藤祥子、大橋和、川上祐生、仲川清隆、宮澤陽夫、駒井三千夫
  • 学会等名: 第30回日本分子生物学会年会・第80回日本生化学会大会合同大会
  • 発表場所: 横浜
  • 年月日: 2007-12-11