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2007 年度 実績報告書

3次元イメージング法を用いたアブシジン酸合成・応答経路の立体的観察

研究課題

研究課題/領域番号 19880033
研究機関独立行政法人国際農林水産業研究センター

研究代表者

金森 紀仁  独立行政法人国際農林水産業研究センター, 生物資源領域, 特別研究員 (30455258)

キーワードアブシジン酸 / 合成酵素 / 転写因子 / 立体可視化
研究概要

植物は、乾燥や高塩濃度といった過酷な環境ストレス植物ホルモンの1種であるアブシジン酸(ABA)を合成し、シグナル伝達を介してストレス耐性を獲得している。本研究において初年度はアブシジン酸合成・応答経路の立体的観察を行うためのABA応答に重要である遺伝子の選定を行い、それぞれについて解析を始めた。ターゲットとする遺伝子として、ABAの合成に重要な役割を担っている酵素で、乾燥ストレス時に発現量が上昇する9-cis-epoxycarotenoid dioxygenase(NCED3)遺伝子、ABAの初期応答に関わる転写因子であるABA Responsive Element Binding Protein(AREB)遺伝子群の中からストレス時に遺伝子発現が上昇するAREB1,AREB2,ABF3遺伝子、そして、AREBの直接のターゲットであるRD29B遺伝子を選定した。現在、AREB1,AREB2,ABF3の立体解析用にAREB遺伝子のプロモーター領域にグルクロニダーゼ(GUS)遺伝子を連結させたコンストラクトで経時的な立体解析を開始した、さらに、RD29Bのプロモーター領域中よりAREBタンパク質が直接結合する領域のみをGUS遺伝子に結合したコンストラクトを用いて、AREBが直接作用している領域の特定を試みている。このコンストラクトが、乾燥種子中で働きGUS活性を確認する事ができたので、次年度は実際に乾燥や塩ストレスを与えて経時的に応答の変化を観察して行く。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2008

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] アブシジン酸応答に関与するAREBの活性調節機構2008

    • 著者名/発表者名
      金森 紀仁、藤田 泰成、梅沢 泰史、篠崎 一雄、篠崎 和子
    • 学会等名
      日本植物生理学会
    • 発表場所
      札幌
    • 年月日
      2008-03-22

URL: 

公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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