ヒトRPE細胞におけるMMPsの産生 Amyloid beta刺激によりMMP2mRNA発現は亢進し、タンパクレベルでは総MMP2量に変化はないものの、活性型MMP2の発現上昇が認められた。 この結果からpost-transcriptional levelでの発現調節が働くことが示唆され、調べてみるとRPEにおいてAmyloid betaはMMP2を不活性型から活性型に変換するMMP14(MT1-MMP)の発現を同時に上昇させることでMMP2の活性型を上昇させることが明らかになった。 ヒトRPE細胞におけるAmyloid betaのシグナル誘導 ルシフェラーゼ法を用いてNFkBsignalについてみたところ、Amyloid beta刺激により、NFkBシグナルの上昇をみとめた。さらにNFkB阻害剤を用いたところ、Amyloid beta刺激をおこなってもMMP14の遺伝子発現は上昇せず、MMP14を介したMMP2活性化の調節は主にNFkBによって行われることが明らかになった。
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