家族介護者、ならびに、在宅介護を支えるサービス提供者の多くが、身体拘束についての知識を新聞・テレビから得たと答え、講習会等研修を受ける機会が全くないと答えた割合が、非常に高かった。サービス提供者の約4割が身体拘束を高齢者の家庭で見ているが、職種によって認識に差があり、多くが身体拘束に関して家族介護者の理解を促し支援するのに十分な認識・知識を持っていないことが判明した。今後、身体的虐待につながる家庭内身体拘束を効果的に防止するためには、家族介護者を混乱させず同一の見解で家族介護者を支えるために、在宅サービス提供者全体への統一的な研修体系構築が必要かつ不可欠であることが確認された。
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