研究課題
若手研究(スタートアップ)
末梢神経損傷時には、その損傷部位において炎症が惹起され、再生現象が阻害されるとされてきた。本研究では、炎症を惹起させる炎症性サイトカインのうちの一つであるIL-1βが、神経損傷後初期の段階で損傷部位を中心として発現が上昇するが、それは神経組織自体に負の作用をもたらすのではなく、逆に神経軸索伸展という正の作用をもたらすということが、解明された。これにより炎症性サイトカインは時間的、空間的に適切に制御され、神経再生という現象が生じていることが解明された。
すべて 2008 2007
すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (2件)
Neuroscience Letters 440(2)
ページ: 130-133
Biochem Biophys Res Commun 365(2)
ページ: 375-380