• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2008 年度 実績報告書

抑制性T細胞の同種心移植における有用性の検討

研究課題

研究課題/領域番号 19890154
研究機関九州大学

研究代表者

清水 一郎  九州大学, 大学病院, 医員 (70444841)

キーワード免疫寛容誘導 / 抑制性細胞 / インターフェロン
研究概要

マウスを用い、キメラマウスにおける免疫寛容の誘導と、その機序において解析を行った。このキメラマウスにおけるCD8T細胞を未処置のレシピエントに移入すると、ほかの処置はせずともドナー心移植片が永久生着することが明らかとなった。即ち、キメラマウスにおけるCD8T細胞が重要であることが明らかになった。
このCD8T細胞をさらに解析する目的に、 in vitroでの解析系を立ち上げた。この解析系により、ドナー抗原提示細胞、キメラマウスのCD8T細胞の存在下にCD4T細胞の反応をThymidinenの取り込みで解析することができる。この方法を用い、抑制性CD8T細胞が存在するとCD4T細胞の反応が抑制されることが示された。さらに、この反応系に抗IFNγ抗体を付加すると、 CD8T細胞によるCD4T細胞の抑制反応が消失した。
さらに、免疫寛容を誘導したIFNγノックアウトマウスからCD8T細胞を移入したIFNγノックアウトマウスではドナーDBA/2の心移植片が生着せず、抑制性CD8T細胞の抑制作用がIFNγ産生に依存していることが明らかとなった。以上の結果は現在論文投稿中である。

URL: 

公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi