研究課題
若手研究(スタートアップ)
今回の研究で、ヒト大脳皮質及び海馬の錐体細胞層の神経細胞にEP1受容体が存在することを、初めて明らかにした。さらに、脳梗塞の原因となりうる頚動脈プラークや脳動脈瘤にも、COX-2, EP受容体の存在を明らかにした。それらの分子は、正常の中大脳動脈や浅側頭動脈に認められず、頚動脈プラークや脳動脈瘤の病態に関与していると考えられた。このことにより、EP1受容体をコントロールすることで、脳梗塞やくも膜下出血の予防ができる可能性が示唆された。