研究課題
若手研究(スタートアップ)
プロアンジオテンシン-12(proang-12)は、12個のアミノ酸(Ang I-Leu-Tyr)からなる強力な昇圧作用を有する新しい生理活性ペプチドである。これまでproang-12は、血中より組織中に多いことから、組織レニン・アンンジオテンシン系の因子である可能性が高いと考えられてきた。しかし、その生成・変換機構、病態生理学的意義は明らかとなっていない。そこで本研究では、様々の疾患におけるproang-12の役割を明らかにして、疾患の治療や診断への臨床応用への可能性を検索すべく、基礎研究を展開した。その結果、レニンに依存する血中RA系とproang-12を介する組織中のレニン非依存性のアンジオテンシン産生経路が相互に独立して存在する可能性が明らかとなった。
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