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2007 年度 実績報告書

急性肺傷害治療における血管内皮細胞増殖因子分泌型レセプター遺伝子導入の効果

研究課題

研究課題/領域番号 19890177
研究機関横浜市立大学

研究代表者

馬場 靖子  横浜市立大学, 医学研究科, 助教 (80453041)

キーワード肺傷害 / 血管内皮細胞増殖因子 / プラスミドベクター / エレクトロポレーション
研究概要

●マウス総RNAを用いてRT-PCRを行い、vascular endothelial growth factor(以後VEGF)receptor-1,2,3(以後VEGFR-1,2,3)のcDNAを得た。それぞれの細胞外ドメインコード領域を切り出して、汎用されている発現プラスミドベクター(pcDNA)に組み込み、cos-7細胞にトランスフェクションして、ウエスタンブロットで発現を確認した。
●BALB/cマウスを用いて、麻酔下に大腿の筋肉内に上記のプラスミドベクターを注入し、エレクトロポレーション法により、遺伝子導入を行った。導入後1、3、7日目に深麻酔下に検体を採取した。筋肉組織と肺をホモジェネートしたサンプルを用いて、ウエスタンブロット法により生体内にも目的の分泌型VEGFR1,2,3の発現を確認できた。
●急性肺傷害のモデルとしてcecal ligation and puncture(CLP)モデルを作製してみた。具体的にはマウスに麻酔した後、腹部に1-2cmほどの縦切開を置き、虫垂のみを腹腔外に出す。虫垂から回盲弁の1/2ほどの箇所に5-0のナイロン糸を用いて結紮する。その後盲端になった部分に22G針をi回のみ指して、消化管内容を少量絞り出し、腹壁を閉じる。麻酔から覚醒後ケージに戻し、食事、飲水に制限与えないように飼育する。1日に2-3回観察し、直腸温が33℃未満である場合、それ以降生存は困難であるため深麻酔下に安楽死させた。今後CLPモデルに分泌型VEGFR1,2,3をエレクトロポレーションにて導入し、肺の血管透過性充進を抑制することが可能であるか否か検討する実験を行う

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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