研究課題
若手研究(スタートアップ)
腎悪性腫瘍に対するラジオ波凝固療法(RFA)におけるCT透視の有用性について以下のプロトコールで検討した。プロトコール : 2007-2008に腎癌に対しRFAが施行された22人の患者(男13, 女9、年齢59-84歳)に対しCT透視ガイド下にRFAニードルを病変まで進めた。その際、I-Iデバイスを補助器具として用いた。RFA針はcool tip RF needleを使用した。焼却はインピーダンス・コントロール・モードで行った。開始出力は30-40Wとし、5-10W/分の割合で上昇させた。1)インターバルがある、2)治療後の造影CTで腫瘍内部に造影効果がない、3)RFA後の組織温度が50℃以上、のいずれかの条件を満たした場合手技的成功とした。このような方法で治療を行ったのち、腫瘍の治療効果の判定、局所再発率、合併症などの判定を、CT・FDG-PETなど種々の画像診断、および臨床症状から行った。画像診断は治療1週間後、2ヵ月後、6ヶ月後、1年後、2年後に行った。これらの研究はすでに終了し、現在そのデータを解析中である。今後、腎悪性腫瘍に対するバルーンカテーテルによる一時的腎動脈閉塞下RFA療法について検討し、安全性や治療効果を確認する予定である。
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