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2008 年度 実績報告書

invマウスを用いた胆管発生異常に関する分子生物学的検討

研究課題

研究課題/領域番号 19890188
研究機関京都府立医科大学

研究代表者

嶋寺 伸一  京都府立医科大学, 附属病院, 専攻医 (30453096)

キーワード発生・分化 / 遺伝子
研究概要

本研究ではinv mouseにおける胆管発生異常とくに肝内胆管の発生異常、そしてその結果としてのDPMが閉塞性黄疸を来すメカニズムを追究することを目的とした。
平成20年度においては、inv mouseにおけるductal plate malfbrmationと閉塞性黄疸の関連性について、胆管およびその周囲の組織形態学的変化について組織形態学的検討を行った。具体的には、肝実質、グリソン域の炎症およびアポトーシスについて、それぞれNF-kB,Caspase-3抗体を用いた免疫組織化学的手法、PCR法による分子生物学的手法により検索する予定であった。NF-kBについては、invマウスにおいて肝内胆管周囲に炎症細胞浸潤とともにNF-kBの発現を示唆する染色所見を得たが、染色性が安定せず、PCR法にて再度検証を試みることにした。
現在、PCRのためのprimerを準備し、パラフィン固定肝組織切片からtotal RNAを順次抽出し、サンプルを集めている段階にある。
比較対照として、人における胆道閉鎖症の肝切片でのNF-kBの染色性はほぼ安定しており、胆管上皮に染色性を示し、炎症を示唆する所見を得た。こちらもパラフィン切片よりtotal RNAを抽出、サンプルを集めているところである。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Significance of ductal plate malformation in the postoperative clinical course of biliary atresia.2008

    • 著者名/発表者名
      Shimadea S, Iwai N, Deguchi E, Kimura O, Ono S, Fumino S
    • 雑誌名

      Journal of Pediatric Surgery 2

      ページ: 304-307

    • 査読あり
  • [学会発表] 胆道閉鎖症術後経過における肝内胆管嚢胞状拡張の意義2008

    • 著者名/発表者名
      嶋寺伸一, 木村 修, 樋口恒司, 文野誠久, 佐々木康成, 出口英一
    • 学会等名
      第45回日本小児外科学会学術集会
    • 発表場所
      つくば国際会議場
    • 年月日
      2008-05-28

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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