研究課題
本研究では,連続フロー微生物燃料電池(MFC)システムを構築し,難分解性有機物を含有する廃水を400日間処理した.400日間の運転後のMFCの電気的特性と,長期および短期の運転後のMFCの除去効率を,特に共基質濃度の観点から分析した.MFCシステムの出力は動作時間の増加とともに586から330mVに減少したが,MFCの除去効率は共基質濃度を低下しても短期運転後と比較して長期運転後でも安定していた.分解生成物の分析から,MFCの長期運転における生成物が低濃度で存在することが示され,微生物群集解析により,MFC中の有機物の分解に関連する微生物の相対的な存在量は,長期間の操作後に増加し,発電に関連する微生物は減少することが明らかになった.
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (3件) (うち国際共著 3件、 査読あり 3件)
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