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2019 年度 実績報告書

RSとGISを用いたアレクサンドリアの持続的発展のための考古学的水路システム復原

研究課題

研究課題/領域番号 19F19306
研究機関立命館大学

研究代表者

矢野 桂司  立命館大学, 文学部, 教授 (30210305)

研究分担者 SOLIMAN MOHAMED  立命館大学, 衣笠総合研究機構, 外国人特別研究員
研究期間 (年度) 2019-11-08 – 2022-03-31
キーワードGIS / リモートセンシング / 考古学的水路システム / アレクサンドリア / ジオデザイン
研究実績の概要

本年度は11月下旬から3月末の限られた期間であったが、研究環境の整備を中心に行った。GISやリモートセンシングの分析を可能とするコンピュータ、ソフトウェア、ハードディスクなどを整備し、対象地域であるアレクサンドリアの範囲の高解像度の衛星画像などを購入した。そして、アレクサンドリアを対象とした様々な地理空間情報の収集を行った。とりわけ、15世紀から20世紀にかけての16葉の古地図などの、デジタル化、ジオリファレンス、ベクトル化などを実施した。具体的には、古地図のスキャニング、街区やランドマーク等のベクトル化を行い、ランドマークや道路の名称に関するデータベースを構築した。また、衛星画像に関しては、2012年と2019年のPleiadesのオルソ画像とオルソ未補正画像を入手した。来年度は、この衛星画像から、アレクサンドリアの数値表面モデル(DSM)を作成する計画である。
国内の研究者と研究プロジェクトに関連するいくつかのミーティングとインタビューを実施した(東京外国語大学、大東文化大学、筑波大学、京都大学、大阪歴史博物館など)。また、研究プロジェクトに関連するリモートセンシングやGISに関して、学者や専門家から様々な助言を受けた。さらに、2020年度に実施を予定しているアレクサンドリア現地調査や現地の研究者やジオデザインの専門家らとの打ち合わせのための準備を実施した。
また、立命館大学アート・リサーチセンター国際セミナー、日本地理学会(新型コロナウイルス感染症の影響で中止)などで研究発表を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

当初計画通り進行したが、3月に予定されていた研究ミーティングや学会発表などがキャンセルとなった。今後もそれらを補うための方策を考える必要がある。

今後の研究の推進方策

2020年8月あるいは12月にアレクサンドリアへの現地調査並びに現地研究者らとのミーティングを計画しているが、新型コロナウイルス感染症の対応で、現地への訪問が困難な場合は、Webミーティングの実施などの代替案を検討する必要がある。また、国際地理学会議などの国際会議での発表を計画していたが、1年間の延期が確定した。そのように多くの国際会議・国内会議などの中止・延期が予定されており、それらへの対応を考える必要がある。
当面は、本課題に向けてのアレクサンドリアの現在、過去の地理空間情報の整備を中心に実施する計画である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2020 2019

すべて 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件、 招待講演 1件)

  • [学会発表] Heterogeneity of ancient Alexandria and subsidence phenomena: Disaster threatens the urban cultural heritage sustainability2020

    • 著者名/発表者名
      Soliman, M. A.
    • 学会等名
      日本地理学会2020年春季学術大会
  • [学会発表] Delineation of Ancient Alexandria for Sustaining the Cultural Heritage: Approach of Remote Sensing, GPR and GIS for Sustainable Development2019

    • 著者名/発表者名
      Mohamed Soliman
    • 学会等名
      rt Research Centre (ARC) International Seminar
    • 国際学会 / 招待講演

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公開日: 2021-01-27  

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