研究課題/領域番号 |
19F19377
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研究機関 | 九州工業大学 |
研究代表者 |
倉田 博之 九州工業大学, 大学院情報工学研究院, 教授 (90251371)
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研究分担者 |
HASAN MD MEHEDI 九州工業大学, 大学院情報工学研究院, 外国人特別研究員
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研究期間 (年度) |
2019-11-08 – 2022-03-31
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キーワード | 機械学習 / 創薬 / タンパク質 |
研究実績の概要 |
神経ペプチド(NP)は、免疫系で最も用途の広い神経伝達物質であり、さまざまな中枢性不安ホルモンを調節する。 NPは、神経系機能障害の新薬や標的を設計するための契機を与える。与えられたペプチド配列からのNPの正確な予測は、基礎研究と医薬品開発に不可欠な免疫情報学において重要である。バイオインフォマティクス手法を用いて、NP同定の予測性能を改善することに挑戦した。ここでは、特徴表現学習アプローチを使用して、NeuroPred-FRLと呼ばれる機械学習ベースのメタ予測子を開発した。まず、8つの異なるエンコーディング、6つの異なる分類子、および2段階の特徴選択アプローチを採用して、48の最適なベースラインモデルを生成した。 48のベースラインモデルからのNPの予測確率スコアを組み合わせて、入力特徴ベクトルと見なした。次に、2段階の特徴選択アプローチを適用して48次元の確率特徴ベクトルを最適化し、最適なものをランダムフォレスト分類器(NeuroPred-FRL)に入力した。交差検定と独立検定の両方で、NeuroPred-FRLが既存の予測子よりも一貫して優れていることが示した。さらに、堅牢なSHapley Additive exPlanationアルゴリズムを活用して、いくつかのモデルメカニズムを解明した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
研究成果を高インパクトファクター(8.99)のBriefings in Bioinformaticsへ発表できたので。
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今後の研究の推進方策 |
中分子創薬において,ペプチド医薬品の細胞膜透過性を高める方法を検討する。
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