研究実績の概要 |
黄砂とブラックカーボンの混合状態を考慮する気象化学モデルNHM-Chemのエアロゾルモジュール間相互比較論文をGeosci. Model Dev.誌に掲載された(NHM-Chem-mixのプロトタイプ)。NHM-Chem-mixのさらなる発展形として、3-モーメントビン法(Kajino et al., J. Geophys. Res., 2013)の実装を行い、また個別粒子混合状態解像モデルPartMC/MOSAICと機械学習により混合状態の空間分布を算出した。いずれも論文としてはまだ投稿準備中。 ブラックカーボン(BC)の混合状態を陽に解像したCAM5-chem/ATRAS2 (Matsui et al., Nat. Comm., 2018)と気道沈着モデル(Ching and Kajino, Sci. Rep., 2018)を組み合わせて、BCの微物理特性の不確定性が、環境影響(地上濃度と気道沈着量)に及ぼす不確定性を評価した研究を取り纏めた論文の続編として、BCの発生量とGDP、環境影響(地上濃度)と気候影響(放射強制力)を国別に比較・整理した研究をJ. Geophys. Res.誌に投稿した(現在、原稿改訂中)。
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