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2020 年度 実績報告書

スーダンにおけるマダニ媒介原虫病の流行実態の解明と制御対策の構築

研究課題

研究課題/領域番号 19F19403
研究機関帯広畜産大学

研究代表者

玄 学南  帯広畜産大学, 原虫病研究センター, 教授 (10292096)

研究分担者 MOSSAAD EHAB  帯広畜産大学, 原虫病研究センター, 外国人特別研究員
研究期間 (年度) 2019-11-08 – 2022-03-31
キーワードマダニ / 原虫病 / バベシア / タイレリア / アナプラズマ / スーダン / 家畜 / 疫学調査
研究実績の概要

海外で多発している多種多様な動物感染症のなかで、マダニ媒介性動物感染症はその畜産業に与える被害の深刻さから獣医学領域では特に注目されている。しかしながら、海外におけるこれらマダニ媒介性動物感染症の流行に関する国別・地域別の正確な情報はいまだに極めて乏しいのが現状である。そこで本研 究では、スーダンおける家畜(牛・羊・山羊・ラクダ・ドンキーなど)のマダニ媒介感染症の流行実態の解明と予防対策の確立を目指す。当該年度に得られた成果は下記の通りである。1)スーダンで採集したマダニ(953匹)について、形態学と分子生物学的手法を用いて種の同定を行った。その結果、主な種はRhipiceohalus、HyalommaとAmblyommaであることが判明した。2)次にマダニ体内に保有している病原体の検出を行った。その結果、タイレリア属、バベシア属、アナプラズマ属、エーリキア属の病原体が検出された。特に、Hyaloma anatolocumには、これらの病原体がいずれも高率(40%以上)に検出された。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

当初の計画通りに進展し、所期の成果が得られたため。

今後の研究の推進方策

今後、スーダンにおけるマダニ媒介原虫病に対する対策を考案する。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2021

すべて 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] Molecular charcterization of ticks and tick-borne pathogens in cattle from Khartoum state and Darfur state, Sudan2021

    • 著者名/発表者名
      Mossaad E et al.
    • 雑誌名

      Patogens

      巻: 10 ページ: 580

    • DOI

      10.3390/pathogens10050580

    • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著

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公開日: 2021-12-27  

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