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2020 年度 実績報告書

ウイルス療法、免疫チェックポイント阻害、SNPを用いた新規癌治療法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 19F19415
研究機関大阪市立大学

研究代表者

中原 寛和  大阪市立大学, 大学院医学研究科, 准教授 (70324796)

研究分担者 AL-SHAREEF HANI  大阪市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 外国人特別研究員
研究期間 (年度) 2019-11-08 – 2022-03-31
キーワード口腔癌 / 免疫チェックポイント阻害剤 / SNP / 腫瘍溶解ウイルス
研究実績の概要

手術によりQOLが著しく低下する可能性のある口腔癌の治療においては、低侵襲の治療法の開発が必須である。本研究は、現在、東京大学医科学研究所において膠芽腫に対し臨床試験 (医師主導治験) が進行中である第三世代遺伝子組換えHSV-1 (G47Δ)を用いて、難治性口腔癌に対する腫瘍溶解ウイルス療法の確立されつつある。われわれはすでG47Δが口腔扁平上皮癌細胞に抗腫瘍効果を発揮することは多数報告している。今回は腫瘍溶解ウイルス療法の効果をさらに増強するため、免疫チェックポイント阻害剤さらにはSNPSの併用療法の臨床応用を目指した基礎研究を計画した。ウイルス療法において所属リンパ節において、ウイルスが免疫細胞を惹起するというプレリミナリーな結果を得ている。その免疫賦活、相乗効果のメカニズムを解明し、免疫チェックポイント阻害剤との併用によるウイルス療法の臨床応用を目指した研究である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

昨年度は新型コロナ感染症の日本国内での蔓延がみられ、大阪においても、緊急事態宣言が発出され、大学においてもすべての研究活動を休止した。研究活動休止に際し、すべての培養細胞を凍結保存したため、再開となった後も研究活動は大幅に制限されてしまった。そのため、進捗状況は極めて遅れている状況である。現在遅れた分を取り戻すべく、進めてはいるが、in vivo の実験においては急激に進めることができない状況にある。

今後の研究の推進方策

新型コロナ感染症の影響で実験は大幅に遅れているが、その分を取り返すべく、実験は最初の計画通り進めている。現時点で計画の方向性に問題はないと思われるので、仮説に基づいた結果が得られるよう、確実に実験を進めている。

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公開日: 2021-12-27  

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