昨年度に続き、今年度も本人の母国オーストラリアのメルボルンとのメールおよびzoomによるオンライン会議を行うことで、資料解析、論文内容の検討、論文原稿の改訂作業などを実施した。共同研究は形式的には5月15日に終了しているが、その後も実質的には研究は継続している。 ホンソメワケベラの睡眠に関する研究は、残念ながら期間内に終了させることはできなかった。しかし、鏡像認知に関する研究は連絡を取り合い進めることができた。これらの共同研究により現在投稿しほぼ受理の段階にまで進んでいるが、ソエスビー氏の助言が大きかった。彼の功績は英文の改定だけではなく、考察にも大きく関与している。特に、ホンソメワケベラがヒトと同様に自己顔で認識することの発見の意義は大きく、本人にとってもこの共同研究の経験は大きい。
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