研究課題/領域番号 |
19F19789
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
土屋 純 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (60236908)
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研究分担者 |
COUTO DE AGUIAR BIANCA 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 外国人特別研究員
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研究期間 (年度) |
2019-10-11 – 2022-03-31
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キーワード | コーチング / ワールドカップ / オリンピック / 大学生アスリート / 指導者 / 意識 |
研究実績の概要 |
本研究の目的は、日本の大学においてスポーツコーチング科学を専攻する大学生とその教育課程を担当する教員の、スポーツにおけるコーチングに関する意識に対し、日本における2019年ラグビーワールドカップおよび2020年オリンピック競技大会という2つの世界的スポーツメガイベントの開催が及ぼす影響について明らかにすることである。 2019年度は、当初の計画では大学生アスリート10名のインタビュー調査を予定していた。しかしながら、大学生アスリートとのスケジュール調整に手間取ったため、日本選手権大会あるいは国際競技大会に出場経験がある早稲田大学スポーツ科学部の大学生3名に対して、大学入学までのスポーツ実施歴とその時点までに経験したコーチングの実態に関する半構造化インタビューを実施した。また、2020年度の計画を一部先どりして、日本代表選手団の指導者経験がある早稲田大学の教職員2名に対し、とりわけ日本における2019年ラグビーワールドカップと2020年オリンピック競技大会という2つのスポーツメガイベントの開催を契機としたスポーツコーチングの国際化が、大学における教育課程や教育の方法、彼らの意識におよぼした影響の有無について半構造化インタビュー調査を行った。 これらのインタビュー調査は研究補助者の通訳により日本語で行われたため、インタビュー内容は研究補助者が英訳した.実施されたすべてのインタビューおよび翻訳は問題なく終了している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
大学生アスリートとのスケジュール調整に手間取り、インタビュー実施は人数的には少なくなったものの、翌年度の実施計画の一部を先取りして実施したこともあり、おおむね順調であった。
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今後の研究の推進方策 |
今後は実施計画通りのインタビュー調査を実施できるよう調整してゆくが、今般の新型コロナウイルス感染症対策の影響で対面インタビューの実施がいつできるかの見通しが立っていない。 さらに重大な問題は、2020年度に予定されていたオリンピックの開催が延期となったため、オリンピックの開催が指導者やアスリートの意識に及ぼす影響を、オリンピック開催後に調査できなくなった点である。 ラグビーワールドカップは終了しているので、それに重きをおくことと、オリンピックに関しては開催予定を踏まえた調査にならざるを得ないと思われる。
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