研究課題/領域番号 |
19F19790
|
研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
土屋 純 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (60236908)
|
研究分担者 |
MILHEIRO PIMENTA RICARDO 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 外国人特別研究員
|
研究期間 (年度) |
2019-10-11 – 2022-03-31
|
キーワード | スポーツ / ウエルビーイング / ポジティブ心理学 / 高校生 |
研究実績の概要 |
本研究の目的は、スポーツを楽しむことが日本の高校生のウエルビーイングに与える影響を、ポジティブ心理学のPERMA(ポジティブ感情,物事への積極的な関わり,他者とのよい関係,人生の意味や意義の自覚,達成感)モデルを用いた質問紙調査と半構造化インタビューによって明らかにし、その国際比較を行うことである。近年の日本スポーツ界においては、スポーツ参加者の参加のあり方、指導する側の指導のあり方が問題となる事例が多発している。オリンピック等の国際的な競技会開催を控え、わが国におけるスポーツのあり方が大きく問われていると言える。こうしたなか、そもそも楽しむことを目的としたスポーツ参加が青少年のウエルビーイングに及ぼす影響を、わが国の高校生を対象とした調査によって明らかにし、すでにニュージーランドにおいて実施されている調査結果と比較する。 2019年度は、翌年度に計画されている高校生に対するPERMAモデルを用いた質問紙調査の準備のため、10項目からなる質問紙をまず英語で作成し、さらにそれを日本語に翻訳した。質問紙の作成と日本語への翻訳は問題なく終了した。 また、近隣の高校3校の校長に質問紙調査の協力を依頼し、快諾を得た。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初の予定通りに進んでいる。
|
今後の研究の推進方策 |
今後は実施計画通り高校生に対する質問紙調査を実施できるよう調整してゆくが、今般の新型コロナウイルス感染症対策の影響で高等学校の授業再開時期が不透明であり、質問紙調査の実施がいつできるかの見通しが立っていない。
|